古代中国で始まった鍼灸治療の古典である、 素問・霊枢を基礎にしております。歴代の中国の皇帝が健康を維持し、 不老長寿を実現するために発達した医学を応用しています。
「経絡」とは東洋医学がお好きな方は耳にする機会も多いと思います。しかし経絡の実態は目に見えません。そのため経絡の存在を否定されがちです。
しかし、経絡は実在すると仮定して治療すると驚くほどの治療効果がでることが多いです。
では、実態が不明な経絡をどのように使うのでしょうか?
例)肩こり
肩こりは、僧帽筋という筋肉にコリがある状態です。肩にある僧帽筋を直接刺激するのではなく、 大腸経という経絡を刺激する事で僧帽筋の緊張(コリ)が軽減します。
ー 大腸経を刺激するには?
身体の中心部ではなく、末端を刺激すると効果が大きくなるという原則があります。その為、指先への刺激が身体にとっては強力な刺激になります。
大腸経は人差し指から始まるので、 人差し指の爪の生え際を刺激します。ランセットの針を人差し指の爪の生え際にわずかに刺すと、 真っ黒い血液が出てきます。その出血を拭いては指を絞りさらに出血させると徐々に鮮紅色の血液にと変化していきます。 うっ血が多い場合には赤い血液ではなく、暗赤色の出血です。