私も幼少期からアトピー肌で、子供の頃はずっと痒みに悩まされていました。成長と共に、身体も強くなり、症状は出にくくなっていましたが、日々の食事の乱れ・仕事のストレスなどが積み重なり、30歳を超えてから人生で一番激烈な炎症状態を経験しました。
ゾンビのように肌はただれ、常に火傷のような状態。水だけでなく空気が触れるだけで激痛と痒みに襲われるので、何をするのも辛ったです。激しい痛みと痒みが四六時中襲ってくるため、日中も体力消耗が激しく、夜もしっかり眠れません。不眠症にもなりました。体力的にも精神的にも辛すぎて当時住んでいたマンションのベランダから飛び降りてしまいたいと何度も考えました。
皮膚科に行っても、たかが痒みでしょ?という風に医師に軽く扱われ、とてつもなく悲しく悔しい気持ちも味わいました。
アトピーの辛さは体験した方にしか理解できない痒みと痛みですが、蚊に刺された痒みの方が何千倍も楽だと当時の私は感じました。今でも、蚊に刺されるくらいの痒みは大したことありません(笑)
間違った食事改善に取り組んでしまったため、かなり遠回りをしましたが3年かけて、薬に頼らず「食事療法」と「鍼灸施術」で身体を治しました。遠回りしなければ1年以内にキレイな肌に戻っていた可能性も。
皮膚の問題だけでなく、甲状腺ホルモンや性ホルモンなど身体の機能を支えるホルモンバランスも同時に整えられていき、体力・気力も見違えるように変化していきました。
局所的に見える病気も、全て身体全体の崩れから出てきている症状です。表面上の症状を改善するには、やはり身体の全体を整えていくことが必要です。
身体は全て繋がっています。
身体の代謝を正常に整える為の食事は、身体を作り替える為にとても大切な要素です。