こめかみから目のあたりがズキンズキンと心臓の拍動に合わせるように痛みます。 頭の片側だけが痛いとは限らず両側が痛むこともあり、日常生活に支障が出ることもある発作性の頭痛です。
発作が起きる前に、目がチカチカしたり(閃輝暗点)、視野が欠損したり、感覚異常が起きたり、失語性言語障害が起きたりといった前駆症状が出たりします。なので、慣れた人は、ああ、これから来る!と分かったりします。(もちろん前駆症状がない方もおられます)
何らかの原因で脳の血管が急激に拡張して起きると言われています。脳の血管が拡張することで、周囲の三叉(さんさ)神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して「片頭痛」を発症します。他にも、間脳や脳幹に原因があるとする説もあります。心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに「片頭痛」が起こることもあります。そのほか、寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、天候の変化、光や音、嫌な臭い等の強い刺激なども、「片頭痛」の誘因とされています。
偏頭痛発作の時には、セロトニンの減少や機能低下がみられるので、トリプタンという薬が効きやすいようです。
鍼灸では、手足の末梢のツボを使って血液を末梢に誘導するように施術を行う事が多いです。