アトピー 40代 女性
<病院での診断>
アトピー性皮膚炎-幼少期から
<本人談>
幼少期から全身のアトピーで、ステロイド薬が長年手放せない。
家族にもアトピー持ちが多い。
鍼灸院としての考察

家族歴もある為、体質的にアトピーが出やすい状態。
何十年も使用している為、急に薬をやめるのは危険。
解毒機能を高めながら、徐々に薬が無くても大丈夫な身体にしていけるように計画する。
胃腸機能の不調も強く、アトピー症状の悪化にも繋がっている。
施術方針
・胃腸機能の改善
・解毒機能の改善
・副腎、甲状腺などの内分泌を調整
施術内容
腹症は全体に圧痛が多かったので、内臓機能全般を整えるところからスタート。
特に、肝・腎・脾が弱っているので、重点的に治療を行った。
施術後の経過・ケア
【初回~6回目】
痒みが酷くて辛いと話されていた背中やお腹の症状が落ち着いてきて、ステロイド薬を塗らなくても平気になった(保湿剤のみに変化)。顔はまだ痒みがある為、薬も少し使用している。
アトピーや全身の皮膚炎は、足元から頭にかけて抜けていく傾向の為、顔の症状もこれからさらに解消されていくと推測。
ご自宅では、ほぼ毎日、アトピー治療用にセルフお灸を継続されている。
週1~10日に1回の頻度で施術を行った。
何十年も毎日使用していたステロイド薬は自然に不要になっていく流れが、一番身体に負担が無く、無理しなくても良いのでお勧めです。身体に症状が強く出ているときに無理に脱ステロイドをすると反動で身体が大変なことになる可能性もある為、まず先に、身体の土台を整えて症状が出ない身体にしていくことが大切です。
※アトピー症状以外では、過去にIBSを疑うような症状が出て、その後も胃腸機能の不調が出やすく、体調が崩れやすい為、そちらの治療も同時進行で治療中。
胃腸機能がさらに強くなると、アトピー症状も一気に解消されると予想。