【症例】全身の蕁麻疹(皮膚炎)と痒み 投稿者:momo.shinnkyu.ise 投稿公開日:2022年3月12日 投稿カテゴリー:症例/ブログ 全身の湿疹と痒み 70代 女性 <病院での診断>原因不明。軟膏と痒み止めの薬を処方されている。<ご本人談>昨年12月に突如発症。病院で処方された軟膏や痒み止めを使用しても、全く痒みは治まらない。皮膚の炎症もどんどん酷くなるばかり。症状が強すぎて、夜も眠れなくなっている。日中もその反動で眠いが、痒みが酷すぎて落ち着いて休めない。特に頭皮の炎症や痒みが激しい。掻きむしりすぎて、脱毛している箇所も出ている。※冬場、乾燥で軽く湿疹が出ることもあったが、アトピーなどは無い。ここまで激しく全身がボロボロになったことは初めての経験。 鍼灸院としての診断 皮膚に強い炎症があり、全身に大きめな結節が出来ている。強いストレスが引き金になって発症した事から、自律神経のアンバランスにより出た症状と推測。 施術方針 自律神経の過剰興奮を正常化し、症状の鎮静化を図る。薬剤を多用しているので、身体の負担を軽減する為、解毒処置を行う。 施術内容 施術方針に従い、鍼灸施術を行った。→解毒処置・瘀血処置・副腎処置・扁桃処置を中心に施術井穴刺絡で、副交感神経過緊張の抑制も行った。(施術初期は交感神経過緊張も同時に抑制した) 施術後の経過・ケア 現在、5回目の施術を終えました。初回~3回目までは、施術直後は痒みも落ち着き体感も楽になるが、数日経過すると症状がぶり返し、夜もしっかり眠れてない状況が続いている様子でした。(1週間置きに施術)4回目時、まだ湿疹は全身に出ているが、皮膚の赤みが落ち着き、一番酷かった顔周りや頭皮の炎症が治まりかけて、ただれていた皮膚がキレイに修復されている様子が見れました。5回目時、顔色や肌のツヤが良くなっている様子。頭皮の痒みはまだ強くあると話されていましたが、ただれていた部分はほぼ消失。炎症で赤みを帯びていた箇所も激減。手足や腹部の湿疹、ただれていた箇所がかなりキレイな状態に。背部はまだ傷痕が残っていましたが、あと少しでスッキリできそうな状態でした。※セルフケアやお食事に関しての簡単なアドバイスも行いました。 ※症状の改善速度や度合いには個人差がございます。 体質改善・身体のケアをサポートいたします! 鍼灸ケアについて 鍼灸で身体の修復機能や代謝改善をサポート。自分自身の身体の機能を底上げすることで、身体は元気を取り戻します。そのスイッチを入れるのが鍼灸です☆ 井穴刺絡について 自律神経の異常興奮が病気の背景にあるため、それを調整し症状や疾患を治療していきます。身体の末梢部分は自律神経に影響を与える作用が大きい為、手足の井穴(せいけつ)や頭皮に刺絡を行います。 トップページ Instagram Twitter Facebook Youtube Line タグ: アレルギー, 湿疹, 痒み, 皮膚炎, 蕁麻疹 その他の記事を読む 前の投稿【症例】息苦しい感覚(既往歴:小児喘息) 次の投稿【症例】ぜんそく発作 おすすめ 手作り経口補水液 2020年8月29日 あまり知られていない!?鍼の作用について 2021年3月21日 【症例】腕の痛み(急性痛) 2022年5月10日